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〝東京〟ニャホ 1st Album "素直でいたいから"

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ポストハードコア・ミーツ・ゼロ年代ギターロック継承なぎらつく疾走サウンドと蒼いメロディで活躍するロックバンド「aoni」のボーカル山下なおと君のソロプロジェクト。

カラフルに練られたビートアレンジや持ち味の分厚いギターサウンドで懐かしさがありながら2022年の風景を描く極上のロック&ポップスが堪能できます！

粘りと色気のある歌声と純日本語詞で語りかける温かいメロディの包容力に、私が既視感を覚えたのはかつてメガヒットを博したTVドラマのエンディングテーマです。

主人公の感情を代弁するかのように見えて、実は登場するキャラクターたち全ての悩みや思いをも伝えている。ひいては画面越しにストーリーに入り込んだ僕たちの生活や環境も鮮やかに照らし肯定してくれるような、明日の予定が待ちきれなくて眠れなく感情が湧いてくることでしょう。

もう50年も前に(わたしも生まれるずっと昔です)日本語はロックに向いてない論争があったのを伝え聞いてるのですが、その後洋楽影響下であり純日本語詞ですばらしいリズムとメロディとメッセージを味わえるバンド・アーティストは数えきれずいます。

はっぴいえんどやチューリップ、ゴダイゴやオフコースなどレジェンドなアーティストが試行錯誤の末に到達した方法論を、更にスタンダードでスタイリッシュな表現として定着させたサニーディサービスやグレイプバインといった90年代のロックバンド。そしてバンプオブチキンやレミオロメンに受け継がれていった私小説的なストーリーを記す楽曲。

そんな、瑞々しい言葉の力が音楽を導く日本語ロックの正統な後継。といっていいすぎじゃないくらいスーっと心地よく体に染み入るニャホの音楽。

ほんと映画とかのテーマソングとして街中とか本屋さんとかで何の気なしに流れてないかな？？と思えるポップスとしての完成度。

ぜひチェックを！

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